FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジンvol.24

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■■■  FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン    
■■              Vol.24   2005年6月30日   
■                   HP → http://www.ftsn.org/
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 こんにちわ、FTSNメルマガ編集長 倉林です。
 
 蒸し暑い毎日が続きますが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか?
 私は5年間使っていた部屋のクーラーが先日ぶっ壊れたのを良い機会に、半
強制的にうちわと扇風機だけで過ごすというエコロジー生活を送っています。
 思ったよりもなかなか気持ち良いものですよ。

 ところで。先日、世界銀行(World Bank)主催で、開発問題に関心のある全国
のユースを集めたイベントがありました。
 北は北海道~南は鹿児島まで全国から活発に活動している若者180余名が集
まり、貧困・不平等~教育・医療保険まで多くの課題について、ユースとして
関わっていけることをディスカッションしながら、交流を深めました。

 色々な議題を考える中で、フェアトレードという取り組みを進める上では、
もちろん実際のフィールドを見ることを大事にしながらも、同時にフェアトレ
ードを必要とさせる(貧困を生み出している)世界の仕組みについてをしっかり
と勉強して、問題の本質を捉えていくことが重要だなと強く感じました。
 ほんとに。

 さて、今回の24号では、FTSNも参加する「アースデイ」を含む3件のイベント
情報とFTSN九州の井口からの「イギリス便り」、東京メンバー吉田からの「スタ
ディツアー報告」など、読み応えたっぷりでお届けします。
                         編集長 倉林啓士郎

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○ Contents ○

1、イベント情報3件
 ☆7月2日(土)『LIVE8 JAPAN』@幕張メッセ
 ☆7月8日(金)『講演会:イギリスのフェアトレード事情』@聖パウロ教会
 ☆7月9日(土)~10日(日)『アースガーデン』@代々木公園
             ※FTSNも出店します(スタッフ募集中)
 
2、井口亜由子のイギリス便り
  ~G8サミット直前、盛り上がる「Make Poverty History」 By井口亜由子

3、スタディ・ツアー報告
  ~有機農法の上をゆく、バイオダイナミック農法!? By吉田彩子


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1、イベント情報3件
 
 ☆7月2日(土)『LIVE8 JAPAN』
  主催:ボトル(LIVE8 International) 場所:幕張メッセ
  HP:http://www.live8.jp/

 すでに、ロンドン、パリ、ベルリン、ローマ、フィラデルフィア、トロント
にて7月2日に同時開催が決定されている貧困撲滅キャンペーンライブ「LIVE8」
の日本版である「LIVE8 JAPAN」が7月2日、幕張メッセにて開催されます。
 7月2日の14時開演、国内外のビッグ・アーティストが参加予定です。

 ※後述の井口さんのイギリスからの記事にも関連情報があります。


 ☆7月8日(金)『講演会:イギリスのフェアトレード事情』
    ~イギリス生協のブラッド・ヒル氏が語るフェアトレードの成功例
  主催:フェアトレードラベルジャパン 場所:聖パウロ教会
  HP:http://www.fairtrade-jp.org/news/domestic/domestic_news.html

 世界的にフェアトレードが広がる中でもイギリスは販売量で首位を行き、
そのマーケット規模は200億円にまで成長しています。そしてその中核はフェ
アトレード市場の30%を占める生協でのフェアトレードの取組みです。
 そこで中心的な役割を果たしておられるブラッド・ヒル氏にイギリスでの
成功例を話していただきます。
 またヒル氏はイギリスで広がっているフェアトレード・タウン運動(現在110
都市、1500万人がフェアトレード・タウン宣言し、認定を受けています)の推進
者でもあり、その報告もしていただきます。
 是非皆さんご参加下さい。

日時:7月8日(金)19:00~21:00
場所:聖パウロ教会集会室 東京都墨田区江東橋5-3-1
   地図:http://www.fairtrade-jp.org/About_us/map.gif
   TEL:03-3634-7872 MAIL:info@fairtrade-jp.org 
  参加ご希望の場合はメールかお電話でお願いします(担当:北澤)
  ※参加費500円 ※定員30名


 ☆7月9日(土)・10日(日)『アースガーデン』
  主催:アースガーデン 場所:代々木公園
  HP:http://www.earth-garden.jp/

 アースガーデンは、春・夏・秋に行われる、エコロジーをテーマにしたコン
セプト・イベントです。この夏の開催テーマは「ピースフルサマー・アジアン夏
祭り」。エスニックな品々・ご飯・ステージを中心に「アジアの夏」を楽しみ平和
を考え実感したいと思っています。
 また、JAMバンドステージ「NaturalHigh!!」が9日17時~、並木では2日間通し
て、新しいエコエネルギー「バイオディーゼル発電」による「NEW POWER GEARフ
ジロックフェスティバル2005前夜祭」が企画参加。
 盛りだくさんの夏の始まりです!!

 ※FTSNも出店します。当日スタッフ大募集中→info@ftsn.orgまで



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2、井口亜由子のイギリス便り
  ~G8サミット直前、盛り上がる「Make Poverty History」運動~

 今、G8首脳会談(サミット)の開かれる私の留学先イギリスを中心にアメリカ
やカナダなど世界各国で、多くのNGOやチャリティー団体(イギリスだけで420
団体以上!)が協力し、貧困の根絶を目指す運動が大々的に行われています。

 この運動は世界同時に行われ、イギリスでは「Make Poverty History-貧困を
過去に」、アメリカでは「One Campaign-援助資金を国家予算の1%に」、日本で
も「ほっとけない 世界のまずしさ」というキャンペーンが展開されています。

 イギリスの「Make Poverty History」は大きく3つの目標を掲げていて、1つは
「Trade Justice(貿易を公平にすること)」、もう1つは「Drop The Debt(途上国が
先進国に払っている負債を減らす」、もう一つは「More and Better Aid(もっと
そしてより良い援助)」です。
 しっかりフェアトレードの考えも掲げられています!

 実際どういった活動をするかというと、来月の7月6日~8日にかけて行われ
るG8首脳会談(サミット)の開催日前後に、世界の各地で貧困を終らせようとい
うキャンペーン運動を行いメッセージを発信します。

 「世界人口のたった14%だけの先進国だけで、国際問題や世界経済の方針を決
めてしまうのはおかしい。」
 「いつも自分達に有利になるように貿易のルールなどを作り、結果アフリカ・
アジア・南米など発展途上国の生産者は不条理な立場に追いやられ状況は悪化
していくばかりである。もっと途上国にも有利な方針を話し合うべきだ。」
 「私達の意見を彼ら8人に受け入れてもらうため平和的にプレッシャーをかけ
よう。」
 という考えにのっとった運動です。

 その具体的な意見として、上に挙げた3つの目標を、このキャンペーンで成し
遂げたいと考えているようです。今回のサミットのメインテーマの1つがアフリ
カでの貧困なので、この運動に関わる人々は今年にかけているようです。

 7月2日にサミットの会場であるグレンイーグルス近郊のエディンバラという
街でメインのマーチ(デモのように列をなして街を歩くこと)が行われます。
 マーチは最終的に街の中心を取り囲むようになり、そこで人の鎖ならぬ、こ
のキャンペーンのシンボルとして使われているホワイトバンドの巨大版が形成
され、G8のリーダーに対してメッセージを発信します。
 ※ホワイトバンド→http://www.makepovertyhistory.org/whiteband/
 
 その間もずっとフェスティバルが行われていて、フェアトレード商品の販売
やライブミュージックがあったり、ビッグゲストも来るそうです。

 また、この運動に関連して世界各地で「LIVE8」というチャリティーコンサート
が行われます。
 ロンドンではマドンナやエルトンジョン、ポール・マッカートニーらが出演
し、日本でも7月2日に幕張メッセで開催されDef Tech(デフテック)、DREAMS
COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)、RIZE(ライズ)、Bjork(ビョーク)ら
の参加が予定されています。

 この運動は規模が大きいだけでなく、キャンペーンの仕方がとてもうまいと
思いました。
 イギリスの「LIVE8」のチケットを予約するには「LIVE8」のHPに書いている問題
の回答を指定されたメールアドレスに送信するという方法をとっていて、ただ
ライブ目当ての無関心層にこの運動の意味を理解してもらうのにとても有効な
方法だと思いました。

 キャンペーンの方法についてもう少し述べると、「Make Poverty History」の
HP上で、自分の名前や住所を書き込むだけでイギリスのブレア首相にメッセー
ジを送れるようになっていたり、ポストカードをいろいろな関連イベントで配
りそのカードにも同じように名前などを書き込みポストに投函することでメッ
セージをブレア首相に発信できるようにしていたりします。

 最近では「LIVE8」をテレビCMでも見かけたり、どこの地下鉄の駅でも「Make
Poverty History」か「LIVE8」の看板を見かけるようになりました。
 新聞や雑誌でも取り上げられたりと、注目されています。

 日本の「LIVE8」はCS放送フジテレビ721で同時衛星生中継され、後日フジテレ
ビで2時間ダイジェストとして放映されるそうです。

 こんなに多くの人々が本気で貧困について考え行動していることに対し、驚
きとともに感動さえおぼえます。

 私はエディンバラまで行く予定なので、また後日に当日の様子を報告します。
 (井口亜由子)

 ※参考HP
 「Make Poverty History」:http://www.makepovertyhistory.org/
 「ほっとけない世界の貧しさ」:http://www.hottokenai.jp/
 「LIVE8」:http://www.live8live.com/
 「LIVE8 JAPAN」:http://www.live8.jp/


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3、スタディ・ツアー報告
  ~有機農法の上をゆく、バイオダイナミック農法!?

 みなさん、紅茶は好きですか?
 これまで断然コーヒー派であった私ですが、今年3月下旬から12日間に渡る
グローバルヴィレッジ主催「北インド・スタディーツアー」で訪れたある紅茶農
園で、私は紅茶の虜となりました。

 マカイバリ茶園は、西ベンガル州ダージリン地方に位置します。霧がかった
山道を車で上り、着いたところは、まるで天空の城のようでした。

 「ラジャ/キング」の名で呼び親しまる茶園主のバナジー氏は、とても愉快な方
です。自然をこよなく愛す彼は、「科学は万能ではない。基本=土に戻ることが
重要だ」と考え、無農薬農法を学びました。そして更に、R・シュタイナー(1861
~1925)の思想に影響を受け、1990年にバイオダイナミック農法を取り入れたの
です。

 バイオダイナミック農法の特徴は、天体の動きの利用、動物との共生、そし
て調合剤の使用です。
 ここでの調合剤は8種類あり、土を豊かにするために重要なもので、天然の物
質で作られています。花やハーブを用いたもの、牛の糞、角、腸や鹿の膀胱を用
いたものなどがあり、それぞれ番号がつけられ、大切に保管されています。
 そして、冬にそれらを土の中に埋めてよく吸収させ、夏前に取り出し、エネル
ギーが放出されるようにするのです。
 農薬や殺虫剤などを用いず、自然の力を最大限利用するバイオダイナミック農
法によって、土地は丈夫で健康的に維持されるのです。

 こうしてマカイバリ茶園で作られた紅茶は、英国、米国、スイス、そして日本
などで有機認証を取得しています。また、1996年には米国紅茶マスターズ協会で
「シルバーティップス」が、2003年にはインド・コルカタで行われたティーオーク
ションで「シルバーニードルズ」が世界最高値を記録するなどしています。

 また、マカイバリ茶園での環境を配慮した取り組みは、日々の生活の中にもみ
られます。
 茶園で働く人々の家では、調理の際にバイオガスが使われています。
 バイオガスとは、牛糞と水から発生させたメタンガスです。
 見学させていただいた家庭では、庭に黒くて丸い大きなバルーンのような装置
があり、そこにガスを溜めていました。
 バイオガスを用いることで、それまで調理用の火をおこすためになされていた
森林伐採をなくすことができたのです。

 自然のサイクルのまま経営が行われるマカイバリ茶園。
 ここで飲んだ紅茶は、実に味わい深いものでした。
 (吉田彩子)

 ※参考HP
 「マカイバリジャパン」:http://www.makaibari.co.jp/


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                         編集長 倉林啓士郎

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by ftsn | 2005-06-30 09:28 | メールマガジン
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