FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.9

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  FTSN初のビックイベント、『フェアトレード最前線!!』は約180人の
 来場者をお迎えして大盛況でした。お忙しい中お越しいただいた皆さん、
 ありがとうございました。イベントの様子については特集号を組んで報告
 することにします。
  さて今号から新しい連載企画がスタートします。イギリスに調査に出か
 けたスタッフによる「イギリスフェアトレードレポート」です。またフラ
 ンスのフェアトレードに関するホットな話題をまとめた記事も必見です。
 じっくり読んでみて下さいね。

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★ Contents ★

1、イベント情報
  ☆"ナマケモノ倶楽部"のトークショー(11月6日)

2、フェアトレード関連ニュース
☆フランス.フェアトレード事情

3、連載企画 
  「イギリスフェアトレードレポート No.1」

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1、イベント情報
  ☆"ナマケモノ倶楽部"のトークショー
 
  エクアドルを中心とした有機無農薬コーヒーや手工芸品のフェアトレー
  ドを通じて、現地の持続可能な経済活動を応援している"ナマケモノ倶
  楽部"。「スローライフ」を強くアピールしている団体でもあるナマケ
  さんが企画しているスロービジネストークイベントのご紹介です。

【日時】11月6日(土)14時30分~17時30分
【場所】東京都立産業貿易センター・浜松町館 
       (JR浜松町駅5分、竹芝桟橋目の前)
【内容】たのしさ、美しさ、やすらぎ、そしてワクワク感あふれる新しい
    働き方、生き方の指標としての「スロービジネス」が世界を変え
    ていくことをトークショーで紹介
【ゲスト】
   中村隆市((株)ウインドファーム代表、スロービジネススクール校長)
   青山裕史(油藤商事(株)専務取締役)
   赤星栄志(Hemp Revo. Inc;、バイオマス産業社会ネットワーク顧問)
【司会】辻信一(「100万人のキャンドルナイト」代表呼びかけ人)
【参加費】無料

  「ライフスタイル見直しフォーラム 2004」の課題別フォーラムとし
  て行われるイベントです。詳細は http://www.lifestyle-forum.org/


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2、フェアトレード関連ニュース
 
  ☆フランス.フェアトレード事情
   
  フェアトレードが最近フランスで急成長しています。2000年にはフラン
 スでフェアトレードという言葉を知っている人は9%に過ぎませんでした
 が、いまや51%の人がこの言葉を知っていて、そのうち11%の人が実際に
 フェアトレード商品を購入しているそうです。

  大手スーパーもフェアトレード商品の導入に乗り出しています。この動
 きをラべル組織などは歓迎していますが、なかには「大手企業はよい企業
 というイメージをつくるためにほんの少しフェアトレード商品を導入する
 が、他の大部分のビジネスのやり方を変えようとはしない」という批判的
 な意見を持つフェアトレード団体もあり、意見が割れているようです。

  さらに、政府とフェアトレードの関係も複雑になってきています。フェ
 アトレードに関する2種類のラベル(商品につけるFLOのラベルと、フェア
 トレード組織につけるIFATのラベル)は、フランス規格協会(AFNOR)の
 もとで公式ラベルとして統合される方向で話がすすんでいました。そのた
 め、いくつかのフェアトレード団体がAFNORのワーキンググループとして
 活動していました。

  ところが、そこでもめごとがおこったのです。原因は、フランス外務大
 臣が2002年のヨハネスブルグサミットで設立を約束したフェアトレード基
 金が2年たっても実現されなかったことです。この政府の態度に抗議の意
 を示すために今年2月、諸フェアトレード団体がAFNORからの脱退を宣言し
 ました。

  この「ストライキ」に応えて、フランス外務省はフェアトレード基金と
 して、ひとまず約束した半分の金額を提供。これによって今年6月、フェ
 アトレード団体はAFNORに復帰し、ひとまず事態は落ち着きました。しか
 し、残りの半分の金額を提供するよう働きかけは続けています。

  フランスでは、フェアトレードの認知度が上がり、企業や政府に対する
 影響力が強まるにつれて複雑な問題がいろいろと出てきているようです。

  フェアトレード商品がスーパーの棚に並ぶためにも、政府から支援を受
 けるためにも、さまざまな問題を乗り越えていかなければいけません。フ
 ェアトレードが広まるにつれて、フェアトレード団体が互いの意見をとり
 まとめ高い政治的交渉力を発揮することがますます必要になっていく、と
 言えるのではないでしょうか。

(Source: "2004 : regard sur le commerce equitable en France",
Gaelle Bohe, 05/05/2004, novethic.fr、Artisan du Monde ホームページ)


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3、連載企画
  「イギリスフェアトレード レポート No.1」

 イギリスFTレポート No.1 〜フェアトレードラベル編〜

  9月3日から約2週間、FTSNメンバーの1人がイギリスに行ってきました。
 今回から3回にわたり、イギリスにおけるフェアトレード商品の販売事情や
 普及活動をお伝えしたいと思います。第1回は、フェアトレードラベル編。

  イギリスでは、Fairtrade Foundation という機関が、FLOフェアトレー
 ドラベル(以下FTラベル)の認証を行っています。そこで、ロンドンにあ
 るFairtrade Foundation 広報担当のCatherine Lynchさんにお話を伺いま
 した。

  イギリスではここ数年でFTラベルの認知度が急上昇しており、2003年に
 25%だったのが、2004年には39%になりました。その裏にはFairtrade
 Foundation の普及活動があるとのことで、例えば、イギリスで誰でも知っ
 ているような料理人達がフェアトレードレシピを紹介したり、イギリス最
 大のロックフェスティバルの場を使い、商品の販売を始め、スクリーンに
 FTラベルを大写しにしたり、FTラベルつきのオフィシャルCDを販売したり
 しているそうです。
 
  実際に町に出てみると、確かに多くのスーパーでフェアトレード商品が
 売られています。しかし店鋪によっては、売り場の隅に配置されていたり、
 1種類しか置いてなかったりと、いかにも売れてなさそうなところもあり
 ます。値段は一般の商品と比べると少し割高ですが、10円から50円くらい
 の違いで、日本で買うフェアトレード商品よりもずっと身近な価格です。
 
  現在認証マークがついている商品は300種にもなり、チェーン経営のス
 ーパーの75%以上がいずれかの商品が販売しています。生協は、自社ブラ
 ンドで多くのFTラベル商品を作っており、販売しているバナナは全てFTバ
 ナナになっています。帰りにヒースロー空港内を散策したら、いくつかの
 店鋪で、FTチョコレート(1種類ですが)を置いていました。
 
  フェアトレードシティ(詳細は第3回で)である地方都市ボルトンのスー
 パーでは、かなり多くのフェアトレード商品が販売されていました。そこ
 にはFTラベルつきのバナナを含め、5種類のバナナがあり、オーガニック
 バナナは6本で約280円、FTバナナは7本で約300円でした。実際どのくらい
 売れているのか気になり、バナナのコーナーを30分程観察していたところ、
 バナナを購入した20人中、FTバナナを購入したのは4人。一番安いバナナ
 が6本で150円ぐらいだったにもかかわらずこの結果だったので、けっこう
 売れているのかな、という印象を受けました。

 *次回は「カフェ&ショップ編」をお届けします。

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by FTSN | 2004-10-17 00:00 | メールマガジン
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