FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.16

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  一昨日はFTSN主催の勉強会がありました。「フェアトレードとは何か」
 というテーマで、前半では複数のフェアトレード団体のフェアトレードに
 対する見解やIFATのフェアトレード基準等を読み、そこに見られる共通点
 や相違点を考えました。また後半ではフェアトレードに統一概念が必要な
 のかどうかといった点を議論しました。学生・社会人合わせて25名が参加
 し、予定時間をオーバーする盛り上がりでした。
  この勉強会は3回シリーズなので、全体が終了した段階で簡単なレポート
 を作成するか、メールマガジンで報告をしたいと思います。
  次回は2月11日で、テーマは「フェアトレードラベル」。第2回からの
 参加も大歓迎なので下記のアドレスまでお問い合わせください。
勉強会問い合わせ・参加申込み → ftsn_event@yahoo.co.jp

  さて今回のメールマガジンでは国内と海外のニュースを1つずつお届け
 します。どちらも今後のフェアトレードの展開を考える上で面白いテーマ
 だと思うので是非チェックしてください。
                             (多田)
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★ Contents ★

 フェアトレード関連ニュース

 ☆EUの有機農業推進政策とフェアトレード

☆ナチュラル・ローソンとフェアトレード
   フェアトレード商品の販路拡大を考える

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 ☆EUの有機農業推進政策とフェアトレード

  昨年の11月15日、ブリュッセルでEUの公式な有機農業に関する顧問
 団(DG Agriculture Advisory Group on Organic Farming)が主催した
 ステイクホルダー(利害関係者)との会合で、フェアトレードの視点を
 EUの政策に組み込むことが提案されました。

  この会合は、欧州委員会が2004年10月に発表した「有機食品・農業の
 ための欧州アクションプラン」について幅広く議論を行うために開催さ
 れたもので、2005年以降も定期的に開かれる予定です。

  この第一回の会合に参加したイギリスのフェアトレード団体TWIN
 Tradingのオーガニックコンサルタントは議論のなかでフェアトレードを
 紹介し、欧州の有機農業政策に途上国の生産者に対する配慮を組み込む
 ことを提案したそうです。この提案が今後どのようにEU政府の有機農
 業政策に反映されていくのかについては、経過を見守る必要がありそう
 です。

  今、日本を含めて世界中でオーガニック市場が広がりつつあるといわ
 れています。有機農業は環境にも、生産者と消費者の健康にもよい農法
 です。しかし、必ずしも途上国の貧困問題とつなげて議論されることは
 少ないように思われます。

  一方、フェアトレード商品は農薬をできるだけ少なくして作られてい
 るものが多いのですが、必ずしもすべての商品がオーガニックとは限り
 ません。

  今回のEU政府の会合にみられるように、これまで別々に発展してき
 た有機農業とフェアトレードが融合していくことで、より持続可能な経
 済システムの実現に向けて可能性が開けるのではないでしょうか。
                             (小穴)

 source: Fair Trade Advocacy Newsletter Dec.2004
     EU有機食品・農業のための欧州アクションプラン
http://europa.eu.int/comm/agriculture/qual/organic
/plan/index_en.htm
     TWIN trading ホームページ http://www.twin.org.uk
     Agro Eco,"Smallholder group certification-proceedings of
     the second workshop",2002
  http://www.agroeco.nl/en/publications/pdf/
Smallholder_group_certification_Proceedings%20.pdf

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 ☆ナチュラル・ローソンとフェアトレード

  ナチュラル・ローソンというコンビニエンスストアをご存知でしょうか。
 大手コンビニのローソンが健康生活を応援するコンビニ、環境にやさしい
 コンビニといったコンセプトを掲げて東京・神奈川で約20店舗を展開して
 いるお店です。

  このナチュラル・ローソンにフェアトレードコーヒーが置かれていると
 いう噂を昨年末にキャッチしたFTSNメルマガチームは、1月上旬にナチュ
 ラル・ローソン都立大学駅前店を早速見に行ってきました。

  置かれているコーヒーは小川珈琲のフェアトレードコーヒーで、簡易
 ドリップタイプ5杯入り。エチオピアの「オロミア・コーヒー生産者組合
 連合」の生産者によって作られたものです。オーガニックコーヒーやココア、
 紅茶等と並んで置かれていました。噂は本当でした。

  しかしこのフェアトレードコーヒー、じっくり店内を見て回らないとな
 かなか目に付きません。POP広告(*)も無く、パッケージをよく確認しない
 とフェアトレード商品なのかどうかが分かりません。レジ横ではオーガニッ
 クコーヒーが売られており、そちらの方が明らかに注目されています。
 コンビニに販路を拡大することのメリットは、これまでフェアトレード商
 品に全く触れたことの無いような消費者に、フェアトレードの重要性を
 訴求できるところにもあると思われますが、現状ではそのような効果は期
 待できないように思えます。

  また商品の回転率が重視されるコンビニでは、売れ行きが悪ければすぐ
 に取引ができなくなってしまう恐れがあります。継続的にフェアトレード
 商品を扱ってもらえるように、何らかの販売促進策を講じる必要があるの
 ではないでしょうか。

  最近"わかちあいプロジェクト"から発売されたフェアトレードの砂糖の
 パッケージの右下には、2次元コードが付いています。カメラ付き携帯電話
 でこの2次元コードを読み込めば、生産者情報がチェックできるという世界
 初の試みです。ナチュラル・ローソンの利用者の多くは情報感度の高い20
 代、30代でカメラ付携帯電話の所有率も高い層です。生産者情報やフェア
 トレードの簡単な説明を盛り込んだ2次元コードつきのPOP広告などを設置
 すれば、消費者へのアピールにもなり、かつ販売促進効果も期待できるの
 ではないかと考えます。

  スーパーマーケットやコンビニにフェアトレード商品を入れることにと
 どまらず、そこでいかに消費者とのコミュニケーションを作っていくかが、
 今後のフェアトレード商品の販路拡大を考える際の重要なテーマとなるの
 ではないでしょうか。
                             (多田)

 ナチュラル・ローソン ホームページ
  http://www.lawson.co.jp/lawson_plus/natural/

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   またフェアトレード関連情報もお寄せください。メールマガジンで
   取り上げさせていただく場合もあります。
   宛先は e-mail:ftsn_info@yahoo.co.jp です。

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           (無断転送・転載禁止)
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# by FTSN | 2004-02-05 00:00 | メールマガジン