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FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.10

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  昨日から学園祭にフェアトレードショップ&カフェを出し、立ちっぱな
 しの仕事のつらさを知りました。今年も色々な大学でフェアトレードを紹
 介する企画があったようです。参考になるので結果を是非報告して頂きた
 いと思います。
  さてFTSNでは来月10日に新メンバーの募集も兼ねて、活動内容を紹介す
 る説明会を開催します。詳細は「イベント情報」でご覧ください。
  また大手スーパーなどの最近のフェアトレード商品販売に関するニュー
 スや、EFTA(ヨーロッパフェアトレード連盟)が東欧にも拡大していると
 いうホットな話題も掲載しました。
  なお前号から始まった「イギリスフェアトレードレポート」、第2回目
 の今回は「ショップ編」です。前号で、「次回はショップ&カフェ編」と
 予告しましたが、担当者がたっぷり記事を書いてくれたので、連載を4回
 にし、次号で「カフェ編」をお届けします。     
                             (多田)
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★ Contents ★

1、イベント情報
☆FTSN説明会、11月10日(水)開催!

2、フェアトレード関連ニュース
 ☆成城石井など各スーパーでフェアトレード・コーヒーの販売始まる
 
 ☆「欧州のフェアトレードショップネットワーク、東欧へも拡大」

3、連載企画
  「イギリスフェアトレードレポート No.2 ~ショップ編~」

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1、イベント情報
  
 ☆FTSN説明会、11月10日(水)開催!

   10月16日のイベント「フェアトレード最前線!!」以降、FTSNに対し
  て、一緒に活動したい、イベントなどで協力したいという問い合わせが
  数多くありました。そこでまずは私たちFTSNのこれまでの活動や、今メ
  ンバーが取り組んでいる仕事内容などをご紹介する「説明会」を開くこ
  とになりました。「説明会」といってもこれに出たからメンバーになれ
  というものでもないですし、気軽にご参加ください。

【日時】2004年11月10日(水) 
    説明会:17時~18時半 懇親会:19時~

【場所】<説明会>
    東京ウィメンズプラザ(参加人数によって変更の可能性あり)
    MAP
 (http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html)
    東京都渋谷区神宮前5−53−67 JR渋谷駅徒歩12分
  
    <懇親会>
    カフェ・ガボウル
    MAP(http://www.mugendai.org/gabo/map/index.html)
    渋谷区渋谷3-6-4 金王高桑ビルB1F JR渋谷駅徒歩5分

【対象】FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)に関心のある方、
    FTSNと今後一緒に活動してみたい、協力して何か行動したい
    と考えている方、など

【内容】FTSNの活動履歴、現在の主な活動内容を紹介します。その後、
お茶を飲みながら、FTSNやフェアトレードについて色々お話し
ましょう。カフェ・ガボウルにて懇親会も予定しています。

【申込み】
    お名前、所属(大学名など)、懇親会の出欠を書いたメールを
下記のアドレスまでお送りください。締め切りは特に設けませ
んが、なるべくお早めにお申込みください。
    FTSN : ftsn_info@yahoo.co.jp

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2、フェアトレード関連ニュース

 ☆成城石井など各スーパーでフェアトレード・コーヒーの販売始まる 

  都内各所のスーパーで「フェアトレード・ラベル」のついたコーヒーの
 販売が始まりました。京都小川珈琲の『フェアトレードモカ』がその商品
 で、エチオピアのオロミア・コーヒー生産者組合から買い付けているもの
 です。使いやすい簡単カセットタイプ(5袋入り)とレギュラーコーヒー
 (200g)の2種類があります。

  みなさんも目にしたことがあるかもしれませんが、「フェアトレード・
 ラベル」は国際フェアトレード認証組織FLOの基準に沿った製品につけられ
 ているものです。FLOには世界17カ国の組織が加盟していますが、日本では
 フェアトレード・ラベル・ジャパン(*)がラベルに関する業務に従事して
 います。以前にも紹介したスターバックス(メルマガ1号参照)や、大手
 スーパー、イオンもラベル製品を扱っています。最近ではフェアトレード
 マーク付きのサッカーボールの販売が始まったことも10月5日の毎日新聞
 に取り上げられました。

  最近、ラベル付きの商品を販売することを通してフェアトレードに関わ
 ってくる企業が増えています。その一方でフェアトレードは現状の不公正
 な市場システムに疑問を投げかけている側面もあるので、不公正な取引を
 生み出す一因となった大企業がフェアトレードに参入することを危惧する
 声があることも事実です。しかし、一般のスーパーにもフェアトレード商
 品が置かれ、より多くの消費者が「フェアトレード」という概念に触れる
 機会を得るのは喜ばしいことで、ラベルの可能性を感じさせる点でもあり
 ます。

  10月16日のFTSN主催のシンポジウムの中で、拓殖大学の長坂寿久教は、
 CSR(企業の社会的責任)の一環として、ということで大手企業がフェア
 トレードに興味を持ち始めているが、商品を扱うだけでなく、フェアト
 レードのようなビジネスのやり方を内部化させるような働きかけが必要
 とおっしゃっていました。今後フェアトレード団体と大手企業がどのよ
 うな関係を築き上げていくのかが、ますます注目されるトピックとなっ
 てきています。
                            (射手)
  ぜひ以下に挙げたスーパーをチェックしてみてください。

  成城石井(取り扱い店舗はFLJのサイトで)
  シェルガーデン(青山店、上野店、新宿店など)、サミット、
  紀ノ国屋 、オリンピック、富士シティオ、丸広百貨店、セーブオン

 (*)フェアトレードラベルジャパン
    http://www.fairtrade-jp.org/index.html 

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 ☆欧州のフェアトレードショップネットワーク、東欧へも拡大

  欧州のフェアトレードショップのネットワーク、NEWS!(Network
 of European World Shops!)がEU政府から資金援助を受けて、東欧圏にも
 拡大するプロジェクトを2004年8月から開始しました。

  プロジェクトの一年目としては、主に情報提供の活動が計画されてい
 ます。Webサイトが立ち上げられ、国際的なフェアトレードとその専門店
 の動向、フェアトレードショップを開店するための実用的なノウハウや、
 消費者向けキャンペーン情報などが発信される予定です。また事業の成
 功例などを紹介するセミナーも企画中とのことです。

  加えて、毎月ニュースレターが発行され、欧州のフェアトレード関連
 組織のデータベースが構築される予定です。

  このプロジェクトの対象となるのは、チェコ、エストニア、ハンガリ
 ー、ポーランド、スロバキア、ラトヴィア、リトアニアの7カ国ですが、
 今後対象地域が増える可能性もあります。

  EU拡大に伴って、EUのフェアトレード支援政策も東欧圏に拡大し、
 フェアトレード関連組織のネットワークがその実働部隊となっている
 と言えるでしょう。西欧とまだ経済格差の大きい東欧で、どのような
 形でフェアトレードが普及するのかが注目されます。また、このプロ
 ジェクトで立ち上げられるWebサイトやデータベースは、日本でフェア
 トレードを研究する人にとっても興味深いものになりそうですね。
                           (小穴)
 (Source: NEWSletter oct.2004)

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3、連載企画
  「イギリスフェアトレードレポート No.2 ~ショップ編~」

  イギリスには、BAFTS(The British Association for Fair Trade
 Shops)というフェアトレードショップ(小売店)のネットワークがありま
 す。設立は1995年で NEWS!にも加盟しています。

  今回のイギリス訪問中にBAFTSのコーディネーターであるAileen Garden
 さんにお話を伺うことができました。BAFTSには現在66のショップが加盟し
 ていますが、フェアトレードをやっていると言えば誰でも加盟できるわけ
 ではなく、一定の基準で審査をしています。(審査についてはBAFTSのホー
 ムページ http://www.bafts.org.uk を参照してください)

  またロンドンで有名なカムデンロックマーケット内(大きな施設に小さ
 い店鋪が入っています)を散策したところ、4つの店鋪がフェアトレード
 という看板を掲げていました。BAFTSに加入しているのは1つのみで、
 Gardenさんは、「最近はイメージアップのためにフェアトレードという名
 前を掲げる店もあり、カムデンロックのお店の多くもフェアトレードとは
 言えないだろう」と言っていました。

  日本有数のフェアトレード企業、フェアトレードカンパニーのイギリス
 支部、People Tree .U.K.もBAFTSに加盟しており(BAFTSはPeople Tree
 U.K.事務所内でした!)、デザイナーの小泉みさとさんにお話を伺うこと
 ができました。小泉さんによれば、People Tree U.Kは通販が主体だけれ
 ど、今年からセルフリッジというロンドンにある高級デパートに売り場を
 設けたそうです。小さなスペースですが、エスニックな服は置かずPeople
Tree U.K.コレクションと呼ばれる前衛的な服を置いています。

  私はイギリスではエスニックな服や雑貨も相当需要があるのかと思って
 いたのですが、小泉さんによれば、People Tree U.K.ではエスニック調の
 服はあまり売れないそうです。これとは逆に、日本ではエスニックな服の
 需要の方が多く、シンプルな服を作ってもあまり売れないそうです。「シ
 ンプルな服はその専門の業者がもっと高品質で安く作れてしまうからでは
 ないか」というのが小泉さんの分析でした。

  最後に一番印象に残ったGANESHAという服飾雑貨店についてお話します。
 GANESHAはインドからFT商品を輸入・販売している小売店です。オーナー
 夫婦は以前より国際協力に興味があり、奥様はBAFTSで働いていたそうで
 す。日本のFTショップの多くはFT商品だけで生計を立てるのは難しいよう
 ですが、ここは売り上げの99%がFT商品で、有給スタッフを6人雇ってい
 ます。

  お話を伺っていて感じたのは、他のFTショップよりも宣伝に力を入れて
 いるということです。New Consumerというフェアトレード専門雑誌などに
 広告を載せていました。ロンドンで一番有名なタウン誌(Tokyo Walkerの
 ようなもの)にも紹介されたそうです。

  しかしGANESHAの様なお店はまだ少なく、ほとんどが教会内のボランテ
 ィアショップだったり、キリスト教会関連の団体の運営だったりします。
 完全にビジネスとしてやっているお店もありましたが、全体を通じてやは
 りまだビジネスという色合いは薄いように感じました。
                             (長部)

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   今回のメールマガジンに関する感想をお寄せください。
   またフェアトレード関連情報もお寄せください。メールマガジンで
   取り上げさせていただく場合もあります。
   宛先は e-mail:ftsn_info@yahoo.co.jp です。

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          (無断転送・転載禁止)
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by FTSN | 2004-10-30 00:00 | メールマガジン

リポート

http://www.csrjapan.jp/research/other/index.html
フェアトレード・ラベル・ジャパンの北澤さんのメキシコ・レポートがCSR Archivesに掲載されています。
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by ftsn | 2004-10-25 02:42 | 関連資料

P&G

日本でも洗剤や紙製品で知られているP&Gですが、アメリカではコーヒーも扱っており、コーヒー市場を牛耳る4大企業のひとつに数えられています。そんなP&GのコーヒーブランドMillstoneがフェアトレード認証コーヒーの取り扱いを始めました。
Millstoneのページ(英語)
TransfairUSA(英語)

レインフォレスト認証のものも扱っているようです。ちなみに彼らはサステイナビリティ・リポートなるものも毎年出しています。

コーヒー4大企業のひとつSala LeeもUCLAの学生の要求でフェアトレード製品を取り扱い始めましたが、アメリカはコーヒーのフェア・トレードが流行している感じです。そして今月アメリカはフェアトレード月間だそうです。

射手
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by ftsn | 2004-10-17 16:18 | 関連ニュース

FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.9

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  FTSN初のビックイベント、『フェアトレード最前線!!』は約180人の
 来場者をお迎えして大盛況でした。お忙しい中お越しいただいた皆さん、
 ありがとうございました。イベントの様子については特集号を組んで報告
 することにします。
  さて今号から新しい連載企画がスタートします。イギリスに調査に出か
 けたスタッフによる「イギリスフェアトレードレポート」です。またフラ
 ンスのフェアトレードに関するホットな話題をまとめた記事も必見です。
 じっくり読んでみて下さいね。

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★ Contents ★

1、イベント情報
  ☆"ナマケモノ倶楽部"のトークショー(11月6日)

2、フェアトレード関連ニュース
☆フランス.フェアトレード事情

3、連載企画 
  「イギリスフェアトレードレポート No.1」

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1、イベント情報
  ☆"ナマケモノ倶楽部"のトークショー
 
  エクアドルを中心とした有機無農薬コーヒーや手工芸品のフェアトレー
  ドを通じて、現地の持続可能な経済活動を応援している"ナマケモノ倶
  楽部"。「スローライフ」を強くアピールしている団体でもあるナマケ
  さんが企画しているスロービジネストークイベントのご紹介です。

【日時】11月6日(土)14時30分~17時30分
【場所】東京都立産業貿易センター・浜松町館 
       (JR浜松町駅5分、竹芝桟橋目の前)
【内容】たのしさ、美しさ、やすらぎ、そしてワクワク感あふれる新しい
    働き方、生き方の指標としての「スロービジネス」が世界を変え
    ていくことをトークショーで紹介
【ゲスト】
   中村隆市((株)ウインドファーム代表、スロービジネススクール校長)
   青山裕史(油藤商事(株)専務取締役)
   赤星栄志(Hemp Revo. Inc;、バイオマス産業社会ネットワーク顧問)
【司会】辻信一(「100万人のキャンドルナイト」代表呼びかけ人)
【参加費】無料

  「ライフスタイル見直しフォーラム 2004」の課題別フォーラムとし
  て行われるイベントです。詳細は http://www.lifestyle-forum.org/


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2、フェアトレード関連ニュース
 
  ☆フランス.フェアトレード事情
   
  フェアトレードが最近フランスで急成長しています。2000年にはフラン
 スでフェアトレードという言葉を知っている人は9%に過ぎませんでした
 が、いまや51%の人がこの言葉を知っていて、そのうち11%の人が実際に
 フェアトレード商品を購入しているそうです。

  大手スーパーもフェアトレード商品の導入に乗り出しています。この動
 きをラべル組織などは歓迎していますが、なかには「大手企業はよい企業
 というイメージをつくるためにほんの少しフェアトレード商品を導入する
 が、他の大部分のビジネスのやり方を変えようとはしない」という批判的
 な意見を持つフェアトレード団体もあり、意見が割れているようです。

  さらに、政府とフェアトレードの関係も複雑になってきています。フェ
 アトレードに関する2種類のラベル(商品につけるFLOのラベルと、フェア
 トレード組織につけるIFATのラベル)は、フランス規格協会(AFNOR)の
 もとで公式ラベルとして統合される方向で話がすすんでいました。そのた
 め、いくつかのフェアトレード団体がAFNORのワーキンググループとして
 活動していました。

  ところが、そこでもめごとがおこったのです。原因は、フランス外務大
 臣が2002年のヨハネスブルグサミットで設立を約束したフェアトレード基
 金が2年たっても実現されなかったことです。この政府の態度に抗議の意
 を示すために今年2月、諸フェアトレード団体がAFNORからの脱退を宣言し
 ました。

  この「ストライキ」に応えて、フランス外務省はフェアトレード基金と
 して、ひとまず約束した半分の金額を提供。これによって今年6月、フェ
 アトレード団体はAFNORに復帰し、ひとまず事態は落ち着きました。しか
 し、残りの半分の金額を提供するよう働きかけは続けています。

  フランスでは、フェアトレードの認知度が上がり、企業や政府に対する
 影響力が強まるにつれて複雑な問題がいろいろと出てきているようです。

  フェアトレード商品がスーパーの棚に並ぶためにも、政府から支援を受
 けるためにも、さまざまな問題を乗り越えていかなければいけません。フ
 ェアトレードが広まるにつれて、フェアトレード団体が互いの意見をとり
 まとめ高い政治的交渉力を発揮することがますます必要になっていく、と
 言えるのではないでしょうか。

(Source: "2004 : regard sur le commerce equitable en France",
Gaelle Bohe, 05/05/2004, novethic.fr、Artisan du Monde ホームページ)


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3、連載企画
  「イギリスフェアトレード レポート No.1」

 イギリスFTレポート No.1 〜フェアトレードラベル編〜

  9月3日から約2週間、FTSNメンバーの1人がイギリスに行ってきました。
 今回から3回にわたり、イギリスにおけるフェアトレード商品の販売事情や
 普及活動をお伝えしたいと思います。第1回は、フェアトレードラベル編。

  イギリスでは、Fairtrade Foundation という機関が、FLOフェアトレー
 ドラベル(以下FTラベル)の認証を行っています。そこで、ロンドンにあ
 るFairtrade Foundation 広報担当のCatherine Lynchさんにお話を伺いま
 した。

  イギリスではここ数年でFTラベルの認知度が急上昇しており、2003年に
 25%だったのが、2004年には39%になりました。その裏にはFairtrade
 Foundation の普及活動があるとのことで、例えば、イギリスで誰でも知っ
 ているような料理人達がフェアトレードレシピを紹介したり、イギリス最
 大のロックフェスティバルの場を使い、商品の販売を始め、スクリーンに
 FTラベルを大写しにしたり、FTラベルつきのオフィシャルCDを販売したり
 しているそうです。
 
  実際に町に出てみると、確かに多くのスーパーでフェアトレード商品が
 売られています。しかし店鋪によっては、売り場の隅に配置されていたり、
 1種類しか置いてなかったりと、いかにも売れてなさそうなところもあり
 ます。値段は一般の商品と比べると少し割高ですが、10円から50円くらい
 の違いで、日本で買うフェアトレード商品よりもずっと身近な価格です。
 
  現在認証マークがついている商品は300種にもなり、チェーン経営のス
 ーパーの75%以上がいずれかの商品が販売しています。生協は、自社ブラ
 ンドで多くのFTラベル商品を作っており、販売しているバナナは全てFTバ
 ナナになっています。帰りにヒースロー空港内を散策したら、いくつかの
 店鋪で、FTチョコレート(1種類ですが)を置いていました。
 
  フェアトレードシティ(詳細は第3回で)である地方都市ボルトンのスー
 パーでは、かなり多くのフェアトレード商品が販売されていました。そこ
 にはFTラベルつきのバナナを含め、5種類のバナナがあり、オーガニック
 バナナは6本で約280円、FTバナナは7本で約300円でした。実際どのくらい
 売れているのか気になり、バナナのコーナーを30分程観察していたところ、
 バナナを購入した20人中、FTバナナを購入したのは4人。一番安いバナナ
 が6本で150円ぐらいだったにもかかわらずこの結果だったので、けっこう
 売れているのかな、という印象を受けました。

 *次回は「カフェ&ショップ編」をお届けします。

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   今回のメールマガジンに関する感想をお寄せください。
   またフェアトレード関連情報もお寄せください。メールマガジンで
   取り上げさせていただく場合もあります。
   宛先は e-mail:ftsn_info@yahoo.co.jp です。

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           (無断転送・転載禁止)
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by FTSN | 2004-10-17 00:00 | メールマガジン

コーヒーのおはなし

少し前のニュースになりますが、米国政府がICO(International Coffee Organization)への復帰を表明しました(9月中旬)。これはコーヒー市場に変化をもたらすものとして注目されています。

ICOは、1963年にコーヒー生産国と消費国を集めた政府間の機関として創設され、意見交換や政策の表明を行うとともに、コーヒー価格の安定にも寄与してきました。また、品質向上プログラムの推進、最新情報と統計類の収集と配布、世界コーヒー経済に寄与すべき斬新な各種プロジェクトの推進、コーヒー経済の研究、伝統的市場及び新興市場でのコーヒー消費の振興などに努めています。

1993年、世界のコーヒー消費量の5分の1を占めるといわれる米国が脱退して以来、ICOのコーヒー供給・価格調整機能は力を失い、「コーヒー危機」を巻き起こす一因となりました。急激な価格の下落は、今もコーヒー生産者を苦しめています。

コーヒーの市場管理の崩壊によって、価格だけでなく、コーヒーの質そのものも低下したといわれています。アメリカには、実際口にできないくらい本気でまずいコーヒーもありました。それに対し、丁寧に作られたフェア・トレード・コーヒーを飲むと、「コーヒーってこんなに自然の味がするものなんだ!」と衝撃を受けます。

フェア・トレードにおいて、コーヒーは最も重要な製品であると言えます。米国のICO復帰によって、コーヒー市場が改善されることを期待したいです。


日本コーヒー協会
http://coffee.ajca.or.jp/knew/knews-g1.htm
ICO
http://www.ico.org/

射手
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by ftsn | 2004-10-11 14:51 | 関連ニュース

FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.8

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  今日、明日は関西や九州でフェアトレードの普及に取り組んでいる方々
 をFTSNが招いての合宿が行われます。どんな話が聞けるのか、楽しみです。
  10月16日のイベントの準備も進んでいます。自分たちで言うのもなんで
 すがパネリストは豪華だし、ファッションショーはかなりこだわっている
 し、きっと楽しんで頂けます。是非お申込みを!
  またFTSN後援予定の一橋大学でのイベントをサポートしてくれる方も募
 集しています。詳しくは<1、人材募集情報>をご覧ください。
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★ Contents ★

1、人材募集情報
 ☆一橋大学学園祭でのフェアトレードカフェ、スタッフ大募集!

2、イベント情報
 ☆"FTSN"、"プロジェクト・パッチワーク"主催
  『フェアトレード最前線!!』 10月16日開催!

 ☆"ネパリ・バザーロ" 公開セミナー
『体験ゲームとお話で知る世界の様子』 10月24日開催!

3、フェアトレード関連ニュース
 ☆フェアトレードコーヒー、コーヒーコンテストを制す!

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1、人材募集情報

 ☆一橋大学学園祭でのフェアトレードカフェ、スタッフ大募集!

  昨年400名の来場者を集めた一橋大学の学園祭企画『フェアトレード
  カフェ一橋』が、今年も東京都国立市の一橋大学内に3日間オープン!
  昨年に比べてスタッフが減ってしまい、メンバーはとても困っています。
  一橋大学関係者以外でも参加できるイベントなので、スタッフを
  募集させてもらいます。

【期間】2004年10月28日~31日 9:00~17:00
    (このうち1日だけ、半日だけお手伝い頂くといったことも可能です)
【イベント内容】
    フェアトレード食品を使ったカフェ、フェアトレード商品の展示・
    販売、フェアトレードに関するワークショップなど
【仕事内容】
    28日:事前準備(店内装飾、備品搬入、材料調達など)
    29~31日:カフェのスタッフ(レジ、キッチン、店頭PRなど)
         展示案内スタッフ、ワークショップ補助など
【場所】一橋大学 東キャンパス
    東京都国立市中2−1
【問い合わせ】
下記までメールにてお問い合わせください。
    フェアトレードカフェ一橋 企画責任者 多田敦洋
                 e-mail : atsutada@aol.com
【その他】
    交通費は1日500円まで支給。利益が出た場合は仕事量に応じて謝礼
    あり(ただし多くとも2000円程度)。
【メッセージ】
    大学でのイベントですが、一橋大学以外の大学の方でも参加いただけ
    ます。高校生や社会人でもOKです。特別な知識などは必要としません

    企画段階から携わってくれる方や、お菓子作りが好きな方歓迎!
    一緒にフェアトレードについて勉強しながらカフェを盛り上げて!

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2、イベント情報

 ☆"FTSN"、"プロジェクト・パッチワーク"主催
  『フェアトレード最前線!!』 参加申込み受付中!

【日時】2004年10月16日(土) 13:30~16:00 (13時開場)

【場所】東京ウィメンズプラザ 1階 視聴覚室
    東京都渋谷区神宮前5−53−67
    JR山手線、東急東横線、京王井の頭線:渋谷駅徒歩から12分
    東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅から徒歩7分
(http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html)

【内容】13:30~14:00 プレゼンテーション
    「フェアトレードの現状
        ― 日・米・欧の比較と日本フェアトレード界への提案」
     
    14:00~14:15 ファッションショー
    「家族で着るフェアトレード」

    14:30~16:30 パネルディスカッション
    「フェアトレード これからのビジネスモデル」
     パネリスト
      長坂寿久氏 (拓殖大学・国際開発学部教授)
      胤森なお子氏(フェアトレードカンパニー広報ディレクター)
      丑久保完二氏(ネパリ・バザーロ副代表)
      鈴木隆二氏 (ぐらするーつ代表)
    
【参加費】500円

【申込み】お名前と連絡先をご記入の上、下記のアドレスまでメールにて
     お申込みください。
     ◆FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)
      Email : ftsn_info@yahoo.co.jp
 
     *当日のご参加も歓迎ですが、なるべく事前にお申込みをお願い
      いたします。
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 ☆"ネパリ・バザーロ" 公開セミナー
『体験ゲームとお話で知る世界の様子』 10月24日開催!
  
  「お買い物で国際協力」をテーマにネパールおよびアジア諸国で生産・
  栽培されている商品を、継続的に輸入、販売することで生産者の経済的
  自立を目指す"ネパリ・バザーロ"。今回はセミナーのご案内です。

【日時】2004年10月24日(時間は主催者にお問い合わせください)

【場所】地球市民かながわプラザ(JR根岸線・京浜東北線本郷台駅徒歩3分)

【内容】南北問題を食を通じて体験するゲーム[ハンガーバンケット」と
    ネパールのフェアトレード生産者(NGO団体マハグティ)の
    お話で世界の様子を知り、考えていただきます。
    また、フェアトレード認証マークアピールの旗「グローバル・
    ジャーニー」のご紹介もいたします。旗と一緒に写真撮影をし
    て、世界へ発信していきます。
【申込み】
    事前にメール、FAXまたは電話でお申込みください。
    tel : 045-891-9939 FAX : 045-893-8254
E-mail : nbazaro@a2.rimnet.ne.jp
【メッセージ】
    ネパールで最も古いNGO団体マハグティのデザイナーである
    スミットラ・バイジュさんをお招きしています。
    ハンガーバンケットで南北問題を知ると共にフェアトレードの
    現場の声を聞いていただけます。   


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3、フェアトレード関連ニュース
 
 ☆「フェアトレードコーヒー、コーヒーコンテストを制す」

  ニカラグアのフェアトレードコーヒー生産者が、権威あるコーヒーコ
 ンテスト Cup of Exellenceで優勝しました。

  このコンテストでは、毎年、ある国で生産されたうち最も優れたコー
 ヒーが決定されます。ここで選ばれるコーヒーには、丁寧に収穫された
 完熟の豆であること、そして最高級の豆だけが持つ豊かな香りとさわや
 かな甘みをあわせ持つことが要求されます。審査は厳しく、ごくわずか
 の上質のコーヒーしか入賞することはできないそうです。

  今回のニカラグアのコンテストでは、優勝した生産者以外でもフェア
 トレードラベル組織(FLO)に認証されたコーヒー生産者がコンテストの
 上位に名を連ねました。なんと、上位6位までをフェアトレードの生産
 者が独占、上位29位までには14ものフェアトレード生産者が入賞してい
 ます。

  フェアトレード、とくに今回のコーヒーの場合は、生産者を支援する
 だけでなく、商品の品質を維持する意義もあるといえるでしょう。この
 ことは消費者の利益や、企業の利益にもつながります。フェアトレード
 が一般に広く支持され、普及するためにはこうした品質面での努力とア
 ピールが欠かせません。コーヒー以外でも品質が評価されるフェアトレ
 ード商品が増えることが重要になると思われます。

(source: ISEAL Alliance ニュースレターVol.2, Issue.2, 2004年8月)

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by FTSN | 2004-10-02 00:00 | メールマガジン